暑くなってきました

大阪府茨木市のみつだクリニックです。

 

ゴールデンウィークの連休が終わり、今週は暑くなる日も増えてきました。

 

まだ少し早いかも知れませんが、今後は熱中症にもご注意ください。

 

熱中症は、高温多湿な環境下で過剰な発汗や水分補給不足などによって体温調節機能が乱れ、体内の水分や電解質が失われることで引き起こされる症状のことです。

熱中症が進行すると、自律神経の調節機能が不全になります。具体的には、交感神経が過剰に興奮して血管が収縮し、心拍数が上がったり、血圧が上昇したりします。一方、副交感神経が抑制されるため、体温を下げるために必要な発汗や血管の拡張がうまく働かず、体温調節がうまくいかなくなります。

このような状態が続くと、めまいや頭痛、吐き気、嘔吐などの症状が現れます。重症の場合はさらに電解質異常によるけいれんや意識障害などが出現し、救急治療となってきますが、軽症の場合ですと上述の、めまいや頭痛、吐き気、嘔吐であり、緊張など自律神経の不調による症状と見分けが困難な場合もあります。またストレスや緊張などによる自律神経の不調が背景にあると熱中症の症状がより強く出現しやすくなります。

 

熱中症を予防するためには、こまめな水分補給や適切な塩分補給、涼しい場所での休憩、適切な服装などが重要です。また、熱中症の症状が現れた場合は、すぐに涼しい場所に移動し、水分や塩分を補給し、症状が軽度の場合は休息をとることが大切です。

 

普段は水筒やペットボトルなどをカバンに携行し水分補給をオススメしていますが、これからの季節は塩分・電解質を含むスポーツドリンクなどの飲料水がオススメです。

 

自律神経の不調でお困りの場合にはみつだクリニックまでお気軽にご相談ください。

 

2023.5.11.