パニック障害は漢方で治るのか?代表処方・治療の進め方まで徹底解説
パニック障害は、突然あらわれる強い動悸や息苦しさ、激しい不安感によって日常生活に大きな支障をきたす病気です。
薬物療法が一般的な治療ですが、「漢方で治るのか?」「西洋薬が合わなかった場合の選択肢は?」と気になる方も多いのではないでしょうか。実際、漢方は自律神経の乱れやストレス過多など、パニック障害の根本にある体質的な要因へ働きかけることが期待されており、近年注目されています。
この記事では、パニック障害に用いられる代表的な漢方薬、期待できる作用、西洋薬との併用、治療の進め方まで詳しく解説します。漢方を検討している方や、今の治療に不安を抱える方はぜひ参考にしてください。
パニック障害に漢方は効く?
パニック障害に対して漢方は「発作そのものを即座に止める薬」ではありません。しかし、発作を引き起こしやすい体質や自律神経の乱れ、ストレスで悪化しやすい心身の状態を整える働きが期待でき、治療の選択肢として用いられるケースが増えています。特に、動悸・胸の圧迫感・喉のつかえ・息苦しさといった身体症状がストレスと結びついて強くあらわれる人には、漢方の作用が合いやすい場合があります。
また、漢方は不安や緊張を和らげるだけでなく、不眠や胃腸の不調といった随伴症状にも同時にアプローチできる点が特徴です。一方で、漢方は体質との相性が重要であり、症状や体質に合わない処方を使用すると効果が乏しいだけでなく、逆に悪化する可能性もあります。
そのため、「漢方は効くのか」「どれを飲めば良いのか」は人によって大きく異なります。安全で効果的な治療のためには、自己判断ではなく、専門医と相談しながら適切な漢方を選ぶことが大切です。
漢方が向いている人・向かない人
漢方はパニック障害の体質改善や症状の緩和に役立つ一方、誰にでも有効というわけではありません。特にパニック発作のピーク時は、西洋薬のほうが即効性に優れるケースも多く、症状や状態に応じて使い分けることが大切です。
【漢方が向いている人】
- 動悸・息苦しさ・喉のつかえなど身体症状がゆっくり続いている人
- ストレスが原因で症状が悪化しやすい人
- 西洋薬の副作用が不安で、できるだけ負担の少ない治療を希望する人
- 不眠・胃腸の不調など、自律神経の乱れを伴う症状が複数ある人
- 体質改善を含め、長期的に治療へ取り組める人
【漢方が向かない人】
- 強いパニック発作が頻繁に起きるなど、緊急性が高い症状がある人
- 数日で改善を求めるなど、即効性だけを期待している人
- 自己判断で市販漢方を使い、症状が悪化している人
- 低血圧・高血圧・心疾患など、漢方の成分が影響しやすい持病がある人
- 妊娠中・授乳中で服用できる薬に制限がある人
漢方はパニック障害の改善に役立つ場合がありますが、症状の程度や身体の状態によっては適さないケースもあります。たとえば、急性期はSSRIや抗不安薬など、西洋薬の即効性が必要なことが多いでしょう。
安全に治療を進めるためにも、専門医と相談しながら体質に合った漢方を選ぶことが重要です。
パニック障害の原因や診断方法については以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
『パニック障害の原因とは?日常の注意点と発症・再発を防ぐポイント』
『パニック障害の診断とは?検査内容や診断基準・受診の流れを解説』
パニック障害への漢方の期待できる作用
漢方は、西洋薬と比べて即効性は劣るものの、以下のように発作の背景にある緊張・疲労・ストレス耐性の低下などを改善する効果が期待できます。
- 自律神経のバランスを整えて不安を和らげる
- 過剰に高ぶった神経を鎮めて動悸や息苦しさを軽減する
- ストレス反応を抑え、予期不安の軽減に役立つ
- 心身の緊張をほぐして呼吸を整えやすくする
- 胃腸の働きを助け、ストレスに負けにくい体をつくる
ここでは、パニック障害において漢方がどのように働くのか、代表的な作用をわかりやすく解説します。
自律神経のバランスを整えて不安を和らげる
パニック障害では、自律神経が過敏になり、ちょっとした刺激でも動悸や不安が強く出てしまうことがあります。漢方は「気の巡り」「血の流れ」「水のバランス」を整えることで、この自律神経の乱れに働きかける点が特徴です。
たとえば加味逍遙散や柴胡加竜骨牡蛎湯は、ストレスで乱れやすい交感神経を落ち着かせ、不安感や胸のザワつきを軽減することが期待できます。また、西洋薬が効きすぎてしまう人でも、負担を抑えながら徐々に安定した状態を目指せる点も利点です。自律神経の働きが整うことで、不安の立ち上がりがゆっくりになり、発作が起こりにくい体質づくりが可能になります。
過剰に高ぶった神経を鎮めて動悸や息苦しさを軽減する
パニック障害でよく起こる「胸がドキドキする」「呼吸が苦しくなる」といった身体症状は、交感神経が急激に高ぶることで生じます。漢方にはこの興奮を鎮める働きを持つ処方があり、柴胡加竜骨牡蛎湯や桂枝加竜骨牡蛎湯が代表的です。これらは神経の過度な緊張をゆるめ、動悸・息苦しさ・胸の圧迫感といった症状が落ち着きやすくなります。
発作そのものを瞬時に止める作用はありませんが、「不安が身体症状に直結しにくい状態」をつくることで発作の頻度を下げることが期待できます。そのため、急性期の西洋薬治療と組み合わせると相性が良いケースが多いといえます。
ストレス反応を抑え、予期不安の軽減に役立つ
パニック障害では「また発作が来るのでは」という予期不安が大きな負担になり、外出や電車など特定の状況を避けてしまうことがあります。漢方の中には、ストレスによる興奮や精神的な高ぶりを抑える働きが期待できる処方が多く、抑肝散や加味逍遙散などがよく用いられます。これらはストレスホルモンの過剰な分泌を抑えたり、情緒の揺れを穏やかにしたりすることで、過剰な不安が立ち上がりにくい状態をつくるとされています。
予期不安が軽減すると行動範囲が広がり、生活の質が徐々に整うため、長期的な治療の一部として役立つ場合があります。
心身の緊張をほぐして呼吸を整えやすくする
パニック発作では「息が吸えない」「呼吸が浅くなる」といった症状がよく見られます。これは実際に酸素が不足しているのではなく、強い緊張で胸や喉の筋肉がこわばることが原因です。半夏厚朴湯は、この「喉のつかえ感(ヒステリー球)」や胸の圧迫感に働きかける代表的な漢方で、心身のこわばりをゆるめ、自然な呼吸をしやすくすることが期待されます。また、緊張で身体全体が固くなりやすい人には甘麦大棗湯なども用いられます。呼吸のしやすさが改善すると、発作への恐怖心も和らぎ、日常生活での安心感につながります。
胃腸の働きを助け、ストレスに負けにくい体をつくる
パニック障害の方は、ストレスによって胃腸の不調(食欲不振、下痢、腹部の張りなど)を同時に抱えるケースが少なくありません。漢方では「胃腸は心とつながる(脳腸相関)」という考えがあり、消化機能を整えることが精神面の安定に役立つとされています。帰脾湯や六君子湯は、ストレスで弱りやすい胃腸を支える代表的な処方で、身体が整うことで不安耐性が高まり、発作への脆弱性が軽減することがあります。
心身双方のバランスを整えやすい点は、漢方ならではの強みといえるでしょう。
パニック障害で使われる代表的な漢方薬
漢方は「気・血・水」のバランスや自律神経の働きにアプローチするため、緊張しやすい体質やストレスによって悪化する症状に向きやすい点が特徴です。
- 柴胡加竜骨牡蛎湯(動悸・不安・イライラ)
- 加味逍遙散(ストレス過多・不安感)
- 半夏厚朴湯(喉のつかえ・息苦しさ)
- 桂枝加竜骨牡蛎湯(緊張・動悸・不眠)
- 甘麦大棗湯(パニックによる情緒不安定・不眠)
- 帰脾湯(不安感と体力低下がある場合)
ここでは、医療現場でもパニック障害に処方されることが多い代表的な漢方を、症状別にわかりやすく紹介します。
柴胡加竜骨牡蛎湯(動悸・不安・イライラ)
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)は、パニック障害の漢方の中でも特に使用されることが多い代表的な処方です。特徴は「過度に高ぶった神経を鎮める」という作用で、ストレスによって交感神経が急激に働きやすいタイプの人に適しています。動悸、不安、イライラ、胸苦しさ、寝つきの悪さなど、精神面と身体面の両方にわたる症状を幅広くサポートするバランスのよい漢方といえます。特に、外出前や電車内など緊張しやすい場面で症状が悪化しやすい人、感情が揺れやすい人に処方されることが多く、西洋薬との併用でも使いやすい点がメリットです。
自律神経の整調にも優れ、予期不安の軽減が期待できるケースもあります。
加味逍遙散(ストレス過多・不安感)
加味逍遙散(かみしょうようさん)は、ストレスによる自律神経の乱れから不安や気分の落ち込みが起こりやすいタイプに向いた漢方です。
「気の巡り」を整える処方として知られ、イライラしやすい、緊張で胸がザワつく、ストレスが続くと体調を崩しやすい、といった症状に作用するとされています。精神的なプレッシャーを受けやすい人や、感情の波が強い女性にも処方されることが多いのが特徴です。加味逍遙散はパニック障害の核心である「不安感の立ち上がり」を和らげる効果が期待でき、漢方の中でも穏やかに作用するため、初めての漢方として選ばれることもあります。ストレス性の頭痛や肩こりが強い場合にも適しています。
半夏厚朴湯(喉のつかえ・息苦しさ)
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)は、パニック障害の典型症状である「喉のつかえ感(ヒステリー球)」や「息苦しさ」に対してよく用いられる処方です。強い不安や緊張が続くことで喉や胸周りの筋肉がこわばり、空気が吸えないような圧迫感が起こることがあります。半夏厚朴湯はこの「つかえ」を取り除き、呼吸をしやすい状態に整える効果が期待できます。胸がぎゅっと締めつけられる、深呼吸がうまくできない、話すときに喉が詰まる、といった症状がある場合に向きやすい処方です。
また、気持ちが落ち込みやすい、緊張しやすいといった精神面のサポートにも働き、パニック障害の呼吸症状を抱える人にとって重要な選択肢となります。
桂枝加竜骨牡蛎湯(緊張・動悸・不眠)
桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)は、もともと「緊張しやすく、眠りが浅い」タイプの不安症に使われてきた漢方です。パニック障害では、夜になると不安が強まり動悸が出る、眠れない、寝てもすぐに目が覚めてしまうといった症状がよく見られます。桂枝加竜骨牡蛎湯は神経の昂ぶりを抑えて身体をリラックスさせる作用があり、こうした不安による睡眠障害の軽減に役立つことが期待できるでしょう。
柴胡加竜骨牡蛎湯よりも作用が穏やかなため、心身の疲れが溜まりやすい人や、ちょっとした刺激で心臓がドキッとするタイプにも処方されることが多い漢方です。
甘麦大棗湯(パニックによる情緒不安定・不眠)
甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)は、心が落ち着かず、情緒が不安定になりやすい状態に対して用いられる漢方です。パニック障害では、強い不安が続くと涙もろくなったり、イライラが抑えられなくなったりと、感情の波が大きくなることがあります。甘麦大棗湯は精神面の高ぶりを鎮める作用が期待でき、特に「心配しすぎて眠れない」「夜中に目が覚めてしまう」といった症状に向きやすい処方です。
緊張と不安がセットで起きるタイプのパニック障害に適し、甘く穏やかな作用が特徴で、子どもや高齢者にも使われることが多い漢方として知られています。
帰脾湯(不安感と体力低下がある場合)
帰脾湯(きひとう)は、不安や動悸がある一方で、体力が落ちやすい、疲れが取れない、食欲がない、といった「気力の低下」を伴うタイプの人に向いています。パニック障害では、発作への緊張が続くことでエネルギーが消耗し、慢性的な疲労感に悩まされる人も少なくありません。帰脾湯は胃腸を整えてエネルギーを補う「補気」の作用があり、体力が落ちて不安が悪化する悪循環を断つことが期待できます。
気弱になりやすい、考えすぎて眠れない、といった状態にも合いやすく、メンタルと身体の両方を支える処方として使われます。
パニック障害×漢方治療のメリット
パニック障害に対する漢方治療の大きな特徴は、発作そのものだけでなく、発作を引き起こしやすい背景(ストレス・自律神経の乱れ・体力低下・睡眠不良など)に幅広くアプローチできる点です。
西洋薬のように急性の不安を素早く抑える作用は弱いものの、以下のように心身の土台を整えることで「発作が起こりにくい状態」をつくることが期待できます。
- 動悸・息苦しさなど身体症状の緩和に働きかける
- ストレス耐性を高め、予期不安を軽減しやすくなる
- 自律神経の乱れを整え、発作の頻度を抑えることが期待できる
- 不眠・胃の不調など随伴症状も同時に改善しやすい
ここでは、パニック障害に漢方を取り入れることで得られる代表的なメリットを解説します。
動悸・息苦しさなど身体症状の緩和に働きかける
パニック障害の中心となる症状である「動悸」や「息苦しさ」は、交感神経が急激に高ぶることで起こります。漢方の中には、この過剰な高ぶりを和らげる作用を持つ処方が多く、柴胡加竜骨牡蛎湯や桂枝加竜骨牡蛎湯などが代表的です。
これらは緊張や不安によって胸の圧迫感や心拍数が上がりやすい人に向きやすく、身体的な症状が落ち着くことで精神面の負担も軽減されやすくなります。「息がうまく吸えない」「胸が締めつけられる」といった訴えは、実際には筋緊張や自律神経の乱れが原因であることが多く、漢方がその背景にアプローチすることで症状が起こりにくい体質に整えやすくなります。
ストレス耐性を高め、予期不安を軽減しやすくなる
パニック障害の大きな悩みが「予期不安」です。「また発作が来るのでは」と考えるだけで不安が高まり、外出や電車、会議などを避けるようになってしまうことがあります。加味逍遙散や抑肝散などの漢方には、ストレスで高ぶりやすい神経を鎮め、情緒の波を穏やかに整える働きがあり、精神的なプレッシャーへの耐性を高める効果が期待できます。
また、不安が身体症状に直結しにくくなることで、日常生活での行動制限が減り、悪循環の断ち切りにつながりやすい点もメリットです。「発作が怖い」という気持ちそのものにアプローチできるのは漢方治療の強みといえます。
自律神経の乱れを整え、発作の頻度を抑えることが期待できる
パニック障害は、自律神経が「オンになりやすく、オフになりにくい」状態が続くことで、発作が誘発されやすくなります。漢方は気・血・水のバランスを整えることで自律神経の働きを落ち着かせ、急激な交感神経の高まりを抑える作用が期待できます。
柴胡加竜骨牡蛎湯や加味逍遙散などは、日々のストレスや疲労で乱れたリズムを整え、不安が「突然押し寄せる」状態を減らしやすい点が特長です。即効性は強くありませんが、継続することで発作の頻度が徐々に減り、生活の安定につながるケースも少なくありません。漢方は「根本的な安定」をめざす治療に向いています。
不眠・胃の不調など随伴症状も同時に改善しやすい
パニック障害では心臓や呼吸だけでなく、「眠れない」「胃が重い」「食欲が出ない」など、ストレスによる随伴症状が長く続くことがあります。漢方は精神症状と身体症状を同時に捉えるため、甘麦大棗湯や帰脾湯、半夏厚朴湯など、複数の不調をまとめて改善する処方が多い点が大きなメリットです。
胃腸の働きが整うことで気力がわき、不安への抵抗力が高まる「脳腸相関」の観点からも、漢方はパニック障害と相性が良いとされています。睡眠の質が改善すると日中の不安も軽減しやすく、心身のバランスが整うことで発作に対する脆弱性を下げる効果が期待できます。
パニック障害×漢方治療のデメリット
漢方はパニック障害の体質改善に役立つ反面、万能ではありません。パニック障害×漢方治療のデメリットとしては、以下のような点が挙げられます。
- 急性期の強いパニック発作には即効性が乏しい場合がある
- 体質に合わないと症状が改善しにくい
- 自己判断で使うと症状を悪化させる可能性がある
安全に治療を進めるためには、特徴を理解し、専門医の判断のもとで使用することが大切です。
急性期の強いパニック発作には即効性が乏しい場合がある
漢方は「急に起こった強い不安をすぐに抑える薬」ではないため、発作が頻発する急性期には即効性のある西洋薬(抗不安薬やSSRI)が優先されることが多いです。パニック発作のピークは数分〜十数分と短時間であるため、漢方を飲んですぐに発作が治まるわけではありません。特に、「息が吸えない」「意識が遠のく」などの激しい症状が続く場合には、漢方単独では不十分です。こうした急性期には西洋薬治療と併用し、安定期に向かってから漢方で体質の土台を整える方法が適しています。
治療のタイミングに応じた使い分けが重要となるため、自己判断せず専門医と相談しながら進めましょう。
体質に合わないと症状が改善しにくい
漢方は「症状」だけで選ぶのではなく、「体質」に合わせて処方する点が特徴です。そのため、症状が同じでも、体力・胃腸の強さ・性格傾向・生活環境などによって合う漢方が異なります。合わない漢方を服用すると、期待した効果が得られないだけでなく、不安や動悸が悪化したり、胃腸症状が強くなったりすることもあります。
また、ネットで見かける「この漢方で治った」という情報だけで選ぶと、体質を誤る大きな原因になります。パニック障害は自律神経や心の状態が密接に関わるため、専門医が「あなたの体質」を見極めながら処方することが、安全かつ効果的な治療につながります。
自己判断で使うと症状を悪化させる可能性がある
市販の漢方薬を自己判断で購入し、不安が強くなったり、動悸が悪化したりするケースは珍しくありません。特に、麻黄(まおう)や甘草(かんぞう)といった生薬は、心拍数や血圧に影響する可能性があり、パニック障害の症状を刺激してしまうこともあります。また、「副作用が少ないから安心」と思って服用を続けてしまうと、症状が改善しないまま治療のタイミングを逃してしまうこともあります。
パニック障害の治療は、症状だけでなく生活背景やストレス要因を含めて総合的に見ていく必要があるため、まずは専門医に相談した上で治療方針を決めることが重要です。
みつだクリニックでは、漢方治療・西洋薬治療のどちらも選択でき、あなたの状態に合わせた最適な治療を提案しています。
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みつだクリニックでは、パニック障害に対して 漢方と西洋薬の併用治療 を行い、症状の強さや体質に合わせて最適な治療を提案しています。「なるべく副作用の少ない方法で治したい」「漢方を試したいけれど選び方がわからない」という方にも、精神科医が丁寧に診察し、無理のない治療プランを一緒に考えます。
発作の頻度や不安が日常生活に影響を与えている場合は、お一人で抱え込まず、専門医に相談することが改善への第一歩です。
まとめ
パニック障害の治療において漢方は、動悸や息苦しさの軽減、自律神経の安定、予期不安の改善、睡眠や胃腸の不調など多面的な症状にアプローチできる有効な選択肢です。ただし、急性期の発作には即効性が弱く、体質や症状に合わない漢方では効果が出にくいこともあります。
そのため、自己判断ではなく専門医の診断を受けながら、漢方と西洋薬をバランスよく取り入れることが重要です。心身の状態を丁寧に整えていくことで、発作が起きにくい安定した生活を目指すことができます。
なお、みつだクリニックの診察は予約制です。初診・再診ともに、以下のフォームから事前のご予約をお願いいたします。
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