自立支援医療について ※公的制度(医療費の補助制度・福祉制度)
医療費の負担を軽減させる制度として「自立支援医療」という制度があります。
精神科・心療内科の疾患への治療に対する医療費の自己負担額を1割負担とし、さらにその方の所得に応じて、一か月の支払額の上限が設定されます。
自立支援医療の申請から適応までの流れ
1. 医師へご相談
自立支援医療の対象であるかは医師の判断となりますので、ご希望の方はまず医師にご相談ください。
対象となる方には自立支援医療用の診断書を発行いたします。(自費で3,300円)
2. 市役所に申請
1で発行された診断書と必要なものを、お住いの市役所へご提出ください。
(必要なものは申請が決まった際にご案内いたします。)
手続き後、市役所より申請書の控えがもらえますので、次回受診時に受付にご提出下さい。
3. 審査期間
申請から審査終了までは2~3か月かかりますので、その間は1度3割負担でお支払いをして頂きます。
4. 受給者証発行
審査終了すると、医療機関へ自立支援医療受給者証が届きますので、確認でき次第遡ってご返金させて頂きます。
その後はお渡しさせていただく自己負担上限額管理表を、お手数ですが受診の際に毎回ご提示して頂きますようにお願いいたします。
5. 適応後の負担額
自立支援受給者証をお渡しした日から、窓口負担は1割負担となります。
ただし、風邪薬や降圧剤などの内科薬や湿布などに関しては、3割負担となりますので、ご了承ください。
たとえば
以下に通常窓口負担3割の方の例を示します。
令和2年4月1日に市役所にて自立支援医療の申請手続き。
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4月10日に当院に再診。保険点数488点の場合、3割負担で1,460円を窓口にてお支払い頂きます。
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5月10日、6月10日と同様に再診の際に488点の場合、3割負担で1,460円お支払い頂きます。
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7月1日に自立支援の受給者証が当院に届きます。
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7月10日に同様に受診された場合、488点の場合は1割負担で490円の窓口負担となります。
さらに同日、4月10日・5月10日・6月10日の計3日分の余分に負担した受診費用2,910円もご返金させて頂きます。
その他、障害年金・精神障害者保健福祉手帳等の各種福祉制度も対応、取り扱いしております。
ご不明点ございましたら、当院事務または精神保健福祉士にご相談ください。